法改正でデリヘルが届出制になり思わぬチャンスが…

いろいろと少ない資金でできる商売を考えたあげく、 ごくごく簡単なものなら、ホームページを作ることができたので ホームページ作成の下請けをとりあえずの看板にしました。しかし特にこれといった技術もなく資金力にまかせた宣伝も できないので、作成依頼はまったくナシ。「こりゃ困ったなー」というときに「デリヘルが儲かるらしいぞ!」という噂を耳にし、ちょっと調べてみると、法改正がありデリヘルが届出制になったこと、※つまり警察に届出を出せば開業できる!当時主流だった投函チラシや電ビラ(公衆電話や電柱に張るビラ)が禁止になったこと、広告手段が、有料の風俗雑誌や スポーツ新聞に限られてきたので業者が苦しくなってることなどが分かってきました。

開業、廃業を見続けて成功する店のノウハウが蓄積

「デリヘル専門ホームページ作成」を看板にすると 急に作成依頼がわんさか来るようになり、おのずとたくさんの デリヘル開業に携わるようになりました。サービスで電話受付やドライバーを手伝ったり、女の子の写真を 撮ってあげたりもしていました。儲けたカネで新車のBMWを買ったりなんていう成功者もいましたが 中には急に入ってきたカネを使うのが惜しくなって 貯めこんでしまい、女の子の求人広告出す金を惜しんで、新人が入らず、電話が鳴らなくなり閉店や廃業などに追い込まれるケースもたくさん目の当たりにしました。なるほど!こうすれば 「デリヘルは成功するんだな!」 というのが分かってきたのもこの頃です。

200万円ほど貯めたところで、デリヘル店にチャレンジ!

デリヘル専門のホームページ作成を30店以上はやった頃でしょうかやはり「自分の店をやってみたい!」と 思うようになりました。元手は節約して貯めた200万円。当時はまさに虎の子でした。「デリヘルで成功するには求人で成功すること」 というのを身に染みて見ていたので、まずは人の集めやすい 「人妻専門」でスタートしました。若くてキレイな女の子を集めて・・・ができれば苦労はしません。そんな子は引く手あまた。集めるのは簡単ではありません。人妻系=30代以上の女性は当時はまだ人妻店が少なかった のもあり比較的集まりやすいと考えたのです。

コンパニオンの求人で成功して、お店は大繁盛!

同業者の中には 「オバサンにお客が来るはずない」 なんて悪口や陰口を言う人もいましたが お客さんの好みなんて千差万別、十人十色。 飲食店だって寿司、ラーメン、フランス料理、焼肉とあるのだからゼッタイ大丈夫(のはず)と思っていました。最近のコンパニオンさんの一人当たりの採用費 (かけた求人広告費を採用した人数で割った数字)は通常5万円以上です。しかし私がスタートした人妻店の採用費はなんと5千円ほどでした。10万円程度の広告で20人以上採用できたのです。

たかがデリヘル、されど35億円の事業に…

新人が続々入る人妻店は大繁盛しました。その後、5年をかけて 支店展開・・・現在21支店フランチャイズ展開・・・全国に約100店。関連事業の運営・・・風俗情報広告サイトやAV制作会社などと拡大し、年商で35億円ほどの事業に成長しました。私がこの商売で成功できたのは冒頭に記したように、デリヘルの開業支援を通して 「成功例、失敗例をたくさん見て」 「こうすればデリヘルで成功する!」という 「ノウハウを得てからスタート」したからです。

店のコンセプト、求人、写真、そして日々努力

(1)無茶なコンセプトでは勝てない
(2)求人をサボれば勝てない
(3)写真のセンスがなければ勝てない
(4)地味さとマメさがなければ勝てない

だと思います。これらの詳細や、ほかにも必要なノウハウは本書に記されてますが どんな仕事でも、考えたり準備を始める前に 「ノウハウを得る」こと が成功へのいちばんの近道であることは間違いありませんよ。。

起業勝者と敗者、その差はいったい何なのか!?

独立開業、起業の最強の選択肢…「風俗ビジネス」。海千山千が行き交う風俗業界に簡単に手を出せるのか?利益率4割以上、すべて現金収入。経験学歴賞罰を一切問われない業界。アイデアと人間性だけで成功できる商売。世界最古のビジネス、人間の根源的欲求を満たす不滅の商売。しかし開業6ヶ月以内に30%、開業1年以内に70%が敗れ去る。勝者はひたすら儲け続け、敗者はまさにその日暮らしの業界。勝者は開業1年で6000万もの大金を手にし、敗者はもう業界にはいない。勝者は開業数年で年商数億円企業の社長になり、敗者は・・。この差はいったい何なのか。